
鹿住 貴之
(特定非営利活動法人JUON(樹恩) NETWORK 事務局長)
| 経歴 | 学生時代に、とうきょう学生ボランティアふぉーらむ、早稲田大学学生ボランティアセンターの設立に参画し、代表を務める。98年特定非営利活動法人JUON(樹恩) NETWORKに事務局スタッフとして参画。99年3月より事務局長。その他、東京ボランティア・市民活動センター運営委員、森林環境教育推進委員、森づくりフォーラム理事等、様々な市民活動に携わっている。 |
| 住まい・出身地 | 現在の住まいは東京。千葉県生まれの転勤族。 |
| 好きな言葉 | 気合 |
| 趣味 | お酒。お笑いを見ること。 |
| 最近嬉しかったこと | スタッフが一人増えたこと |
JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)は、都市と農山漁村の人々 を結び、環境保全や過疎過密問題に取り組むことを目的に、98年に 大学生協の呼びかけで設立された団体です。主な活動として、森林 ボランティアの育成や国産間伐材の利用促進など、森林を守るための 様々な事業を行っています。
やはりいろんな方に出会えることですね。先日、埼玉県神川町で 開催した森林環境教育プログラム「森林の楽校(もりのがっこう)」 で、2年前の参加をきっかけに森林組合に就職したという方に 再会しました。最近は、「森について知りたい」「癒されたい」だけで なく、「林業を仕事にしたい」という人の参加も増えています。
楽観的な性格なので、苦労したことは特にないんです。 ただ、頭を悩ませていることとして、継続的なボランティアが増えないというのはありますね。他の森林ボランティア団体では、参加者のほとんどが50代、60代。それに比べJUONは若い人が多いのですが、やはり就職や結婚などライフステージが変わると参加が難しくなるんでしょう。一段落したらまた参加してほしいと思います
活動を始めて10年たちますが、「間伐」という概念は浸透し てきたなと実感しています。だけど、「主伐」があるから「間伐」 がある。もちろん過度に伐るべきではないけれど、木は利用 することが大事なんです。石油はあと50年といわれますが、 木は工業資源としては唯一再生産可能な資源。そういうこと を活動を通じて伝えていきたいですね。 それとともに、山村で暮らす人を増やしたい。山村を維持 するためには、人が必要でしょう。森だけでなく農業のことも 含め、支援する活動を考えています。
地球温暖化防止策として、木質バイオマスエネルギーが注目されています。木を燃やせばCO2を発生しますが、光合成により吸収したものが再びCO2に戻るだけなので、地球上のCO2はプラスマイナスゼロと考えられます。一方、石油など化石資源を燃やして発生したCO2は、もともと地下にあったものが外に出ている、この過剰なCO2が温暖化を引き起こしているのです。 ひとつだけこだわりがあって、ペットボトルは、買わないようにしているんです。とはいっても、一人一人の取り組みだけでは、根本的な問題解決につながらない。例えば炭素税をかけるなど新たなシステムをつくるには、国全体の意識が変わらなければ難しいと思います。
自分自身、もともと森林に興味があったわけではないんです。 ただ、実際に現場に行き、よい人たちに出会い、結果、人に伝え ていきたいと自然に変わっていきました。やっていくうちに価値と か意味を見いだして、はまっていくタイプではあるんですけどね。 ボランティアとは、社会の役に立つこと。この「役に立つ」という 感覚は、人にとって必要なものだと思います。案ずるより生むが易し。 まずは、考えるより、行動してみてください。