
働く人のお金が、社会を変える。
ココロザシのある金融の仕組みと新しい運動を
坪井真里 さん
東京コミュニティパワーバンク 理事長
「素人に金貸しができるはずない」?検討をはじめた頃はそうした反対の声も少なくありませんでした。でも、お金の流れを変えたい、本当に必要なところにきちんとお金がまわる仕組みを作りたいと思う市民が集まり、2003年に東京コミュニティパワーバンク(東京 CPB)というNPOバンクを立ち上げました。
私たちは既存の金融機関からは融資を受けられない、けれど暮らしに役立つサービスを行う事業や、私たちの街を元気に、そして豊かにしてくれるNPOなどに融資を行っています。東京CPBは生活クラブ生協を母体としてできたNPOバンクですが、組織の枠にこだわらず、多くの市民に開かれた金融をめざしています。
その根底に流れる理念は協同組合、つまり“助け合い”です。大事なのは自分たちの足元。その足元をより良くしていくことにこだわり続け、小さい規模ながら少しずつ実績を積み重ねてきています。
労働金庫は数ある金融機関の中でも、NPOバンクに近い理念を持った金融機関だと思います。営利を目的とせず、こころざしのある金融に取り組むろうきんとNPOバンクが連携し、新しい運動を作り出していくことができたらおもしろいと思います。今後のろうきんの活躍に期待しています。
<「ビッグイシュー日本版第92号」(2008年4月1日発行)掲載ろうきんPR>
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