
働く人のお金が、社会を変える。
人や街を元気にする。NPOを支えるお金の流れを
小山 政男 さん
自治労東京都本部組織局
特定非営利活動法人東京ケアネットワーク理事・事務局次長
非正規雇用、低賃金、長時間労働など、介護の現場で働く人たちは厳しい状況におかれています。高齢化がすすむ日本では、福祉サービスの充実のためにも、福祉の現場で働く人たちの労働環境を整えることが大切だと思っています。
自治労東京では、2000年に特定非営利活動法人東京ケアネットワークを立ち上げ、地域密着型の介護事業所「荒川サポートセンターかどころ」「町田サポートセンターあさひ」他を開設しました。私も長年労働組合の運動に関わってきましたが、NPOの設立や介護事業の運営など、初めての経験ばかりで苦労しました(笑)。中でも大変だったのは資金繰りでした。立ち上げや事業拡大に必要なまとまった資金の調達が難しいのです。
そうした中、中央ろうきんのNPO事業サポートローンを利用しました。信用力が乏しいために金融機関から融資を受けづらいNPOにとって、このような融資制度があることは大きな支えとなりました。
今後、労働組合も、地域に開かれた新たな活動にチャレンジしていきたいと考えています。その際、ろうきんにしかできない他の金融機関とは一味違った応援のしくみを提供してもらいたいですね。働く仲間のお金が、地域の中を循環し、そこで暮らす人々の生活を支えていく、そうしたお金の流れをもっと人々が実感できるような金融サービス、社会貢献活動のあり方を、さらに模索してほしいと思います。
<「ビッグイシュー日本版第92号」(2008年4月1日発行)掲載ろうきん広告を転載>