ろうきんいきいきコミュニティ
 
 
http://www.rokin-ikiiki.com/
トップページ
活動レポート
コミュニティレポート
情熱パーソンズ
コラム
イベント情報&お知らせ
社会貢献活動
NPO支援
リンク集
ろうきんとは?
中央労働金庫ホームページへ
 
 
東京都
生活が厳しくなっていく時代に頼りになるのは、「人の繋がり」しかない
 
特定非営利活動法人 高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会
 
地域に“居場所”を
 JR中央線の国立駅からバスで約10分。東京郊外の住宅地に、約1,200世帯が暮らす「けやき台団地」はある。1966年にできたこの団地は、高度成長期に大量に建てられた典型的な公団住宅。築40年を過ぎ、入居時に子育て中だった住民の高齢化が進んでいる。既に高齢化率は20%を超え、これから本格化する高齢社会を先取りする地域となっている。
 「行政サービスが削られる中、高齢者の生活は年々厳しくなっている。こういうときに頼れるのは“人の繋がり”しかありません」。
  こう話すのは、けやき台団地周辺をフィールドに活動するNPO法人「高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会」代表の紀平容子さん。高齢者が食事や会話を楽しむことができる「レストラン・サラ」を核に、外出困難者を対象とする弁当配達やデイサービスなど、幅広い生活支援事業を展開している。
イメージ
レストランサラ外観
イメージ
サラ定食

 チャンプルーとは琉球語で「混ぜこぜにした」という意味。高齢者から子どもまでいろいろな世代が「混ぜこぜ」になって、地域で生活を支え合う仕組みを作りたいという願いが込められている。コアメンバーは団塊世代の女性たちだ。
 活動を開始したのは98年。意外なことに、その動機は「福祉」ではなかったという。きっかけとなったのは、紀平さんが“ご近所さん”と交わしていたおしゃべりだった。「私たちが歳をとっても、住み慣れた地域で楽しく暮らしていくための“居場所”がほしいね」と意気投合。これがレストラン構想へと繋がっていく。なぜ、レストランか?有機食材で身体にいい食事をレストランで提供すれば健康を保つことができるし、地域に友だちの輪を広げることもできる。それに、お店が生きがいにもなるだろう――。

独居高齢者を支える
 思い立ったら動きが早い。すぐに、開店に向けてマーケティングを開始。高齢者の食事会を開催し、メニューに関する意見を聞いていった。資金の工面もぬかりない。地域のネットワークで出資を呼びかけ、約50人が応じた。そして99年2月、団地そばのエルロード商店街に「レストラン・サラ」をオープンさせた。
 00年にNPO法人格を取得。01年には、立川市の補助事業(3年間)を活用して、商店街にもう一つの拠点「ひろばサラ」を開いた。住民が、いけばな教室、育児講座、おしゃべりサロンなどを実施するスペースとして親しまれている。
 また、3年後に補助が終わることを見越して、デイサービスの立上げ準備にも着手。03年5月、身近なところで介護サービスを提供する「デイサービ・サラ」を、「ひろばサラ」の建物で始めた。
イメージ
お弁当の準備中
イメージ
配達スタッフがお弁当をお届け
 「経営上の課題の8割はお金です」と紀平さん。しかし、地域の人的ネットークや丁寧なマーケティング、先を見越した事業展開などが、その活路を開いてきた。現在では、有給スタッフ20人を抱え、収支バランスのとれた経営を築いている。
 新たな事業も間もなく始まる。レストランで実施している弁当配達で接する独居高齢者などを対象に、ゴミ出しから預金の払い出しまで、種々雑多なサービスを行おうというのだ。名づけて、「サラ安心サービス」。すでに、行政機関との連携やマニュアルづくりも進めている。
  「想像していた以上に社会性のある事業になりました。サラで生活を支えている高齢者がいるという責任を肝に銘じて、サービスの質向上により一層努めたい」と紀平さんは意欲的だ。団塊世代の女性たちの挑戦は、まだまだ続きそうだ。


<中央労働金庫「団塊世代のためのNPO読本」(2007年4月発行)より転載>

特定非営利活動法人 高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会(代表:紀平容子)
〒190-0001 東京都立川市若葉町1−10−1 レストランサラ内
TEL:042−534−0602

中央ろうきんは、04年、特定非営利活動法人高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会 『寝たきりにしない・ならないための食事サービスへのチャレンジ』を助成しました。
 
ページのトップへ戻る
 
このサイトは、Netscape Navigator6.0、Internet Exproler5.5以上でご覧ください。
Copyright©2002-2007 Chuo Labour Bank