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地球環境を守りたいと願う市民にイニシアティブを
アースデイ東京2007
事務局長 中島悠
毎年4月22日は、地球に感謝し、美しい地球を守る意識を世界中で共有する日――。1970年にアメリカで始まったアースデイは、いまや世界中で開催される一大市民イベントに成長しました。日本でも、1990年以来、毎年開催しています。当初は3万人規模のイベントでしたが、アースデイ東京2007には約12万人が参加しました。
ただ、私たちの目的は来場者を増やすことではありません。悪化の一途を辿る地球環境を守るために大事なのは、私たち一人ひとりの行動です。アースデイをきっかけに、参加者が具体的なアクションを起こすことこそが重要なのです。来場者を増やすことよりも、行動に結びつくような、効果的なメッセージを発信することに力を入れることにしました。
昨年のアースデイから取り組んでいるテーマの一つに「エコ貯金」があります。「口座を変えれば世界が変わる」というメッセージは人々に訴える力があります。金融機関は巨額の資金を運用していますが、そのお金の出し手は私たち市民。地球環境を守りたいと願う市民がイニシアティブを取れば、社会は変わるはずなんです。
アースデイ東京事務局も率先実行しました。「エコ貯金宣言」をして、NPOへの融資などに取り組む中央労働金庫に口座を移したのです。請求書などの書類にも、一枚一枚「エコ貯金」の紹介文を印刷しました。取引先から多くの問い合わせを受けるなど、手応え十分ですよ。
アースデイ当日には、A SEED JAPAN、中央労働金庫が、「エコ金融エリア」を設けて、来場者の皆さんに「エコ貯金宣言」を呼びかけています。12万人が周りにいる5人の人に呼びかけたら、すごいパワーになります。私たちがチャレンジしているのは、アースデイを通して、主催者と参加者が一つになって、社会にメッセージを伝えることなのかもしれません。
<中央労働金庫「働く人へのメッセージ」(2006年4月発行)より転載、一部修正>
学園祭の実行委員長を務めるなど、学生時代からイベント・プロデュースに取り組む。03年に大学を卒業後、国際会議を運営する企画会社に勤務。アースデイ東京2002に実行委員として関わる。アースデイ東京2005事務局スタッフ、06年事務局長に就任。
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